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シマリスは薄いクリーム色をしており、背中に縞模様があります。24種類の仲間がおり昼行性の動物で、たいへん活動的で用心深い動物です。穴に生息していて木にも敏捷に上ります。シマリスはその形や冒性から木リスと地リス(マーモット、ブレリードッグなど)の中間種になります。野性のシマリスはそれぞれ独立した集団を作って森の中で生息しています。 生物学的データ(大人のシマリス)
シマリスは非常に小さな穴でもすり抜けることができますので、ケージに穴があるとそこを通って逃げてしまいます。シマリスはきれい好きな動物ですので、ケージの特定の場所をトイレにします。ケージの底の土は年に1回位取り替えますが、巣箱の中敷は1−4週間に1回位の割合で交換します。 巣箱の周囲の掃除は古くなった果物の様な食べ残しを取り除く程度で十分です。掃除は夜間の動物が眠っている時に邪魔をしないように注意しながら行います。 巣 箱 シマリスはケージの中に巣箱を入れて飼います。1匹のシマリスに1個の巣箱を与えます。室内で飼う場合は15×20×15cm位のケージを使います。室外で飼う場合は室内用よりも少し大きめのものを使います。 巣箱はケージの底にじかに置くよりも少し高い位置に置き、巣箱の入り口(5cmくらいの穴)に直接光が入らないようにします。巣箱の中にはワラや切り刻んだ紙屑あるいは葉を一杯入れます。巣箱の掃除は年に1回、多くても3回位までで、子の離乳後に行います。 冬の間は動物には手を触れずにそっとしておきます。巣箱の掃除のとき取り除かれた飼料については、掃除の終了後に種子を補充しておきます。巣作りのための材料は初秋の冬支度を始めるころに与えます。これは子のいる母リスにも十分役に立ちます。暖房の必要はありませんが、十分に換気してやることが大事です。 餌 シマリスは草食動物で主に種子を食べますが、このほかに芽や花や葉を食べます。実際に飼うときにはバランスのとれた餌を与えます。
取り扱い方と習性 シマリスを攻撃的にならせたり、ストレスをためさせたりしないようにすることが大切です。ストレスがたまると異常な程に活発になります。また、生まれつき攻撃的な雄も雌もいます。そのあらわれとして、おとなしいリスを頻繁に追いかけまわしたり、餌を食べさせないようにしたりすることがあります。 新しいリスを前から飼っているリスと一緒に飼う場合は、新しいリスを古いリスのいるケージに入れるのではなくて両方のリスを同時に新しいケージに入れてやります。ただし、雄を発情している雌のケージに入れるのは差し支えありません。できれば6適齢の時にペアーあるいはトリオとして一緒に飼うのが最良の方法です。 シマリスを取り扱う場合は、飼い慣らされたリスは手をおわんのようにして抱き上げたり、頬袋が空の時なら背中の部分を大きくつまみ上げて、もう一方の手でリスを自分の体の方に押し付けるようにして持ちます。一般にシマリスは手でさわられるのを嫌がり、強く噛みつきます。 冬 眠 冬の間、室内で飼育されているシマリスは行動が鈍くなり、普通の行動が始まる春まで巣箱の入り口を塞いで巣箱の中に何日もとじこもります。室外で飼育されているシマリスの場合は、冬眠をするものもいれば、冬眠をしないものいます。シマリスは仮に逃げ出したとしても、ケージヘ戻ってくる道筋がはっきりしていれば巣箱に戻ってきます。犬や猫はシマリスの大敵です。 移 動 健康なシマリスは適当な箱に入れて移動させることができます。移動用の箱を一時的に巣箱として移動の前後に使っておくと移動によるストレスを軽減させることができます。移動後の最初の2、3日はそっとしておき、できるだけ邪魔をしないようにします。 シマリスを購入したときは、店の人から餌のリストなど受け取り、与える餌が急に変わらないように気をつけます。 テレビジョン テレビのそばで飼うと動物にストレスがたまります。長時間テレビをつけっぱなししておくとシマリスが死んだり、親リスが子リスを殺したりします。 雌雄の区別 シマリスの雄はベニス(陰茎)が外から確認できます。繁殖期には陰嚢が非常に大きくなります。肛門と生殖突起との間の距離が雄の方が雌よりも長くなっています。子の性別は生後1週間位で雌が巣箱から出てきたときに確認できます。 繁 殖
1年に1回もしくは2回妊娠します。2回目の子は1回目に比べて小さく、1回目の約3ヵ月後に生まれます。雄と雌の出生率は同じです。雄の場合、精巣は1月の始め頃に陰嚢に降りてきて9月の終わりには腹部の方に引っ込みます。雌の場合、3日の周期で雄を引き付けます。2日目に雌は1日中ケージの居心地のよい場所からちゅうちゅうと鳴いて雄を呼びます。この日に雌は雄を受け入れて交尾が行われます。出産後の発情はありません。 雌は妊娠中は活動的で、分娩当日には姿を見せないことが度々あります。分娩日の遅くにちょっと顔を出すことがあります。このときには乳首が突出しています。生まれたての子には毛がありません。目も見えず、体長は約3cmです。子の毛は生後16日で、はえそろいます。目は生後26-29日で見えるようになります。子は生後14日まではちゅうちゅうと鳴きますが、その後は巣箱から出てくるようになるまで声を出しません。テレビや騒音のようなストレスが母親にかかると授乳がうまくゆかず子が死んだりします。 人工飼育 子は生後1週間目から乳児用シリアル、無精練乳、蜂蜜を3スプーン・1スプーン・1/2スプーンの割合で水でといて薄かゆ状にしたものを与えてうまく育てることができます。ビタミンの補給も行います。餌を与える場合は、子猫用の点滴スポイトあるいは乳首を用いでゆっくりと与えます。 餌を与える回数
鼻から泡が出たり、息をつまらせた場合は、指で身体を支えながら後ろ足をもって呼吸が正常に戻るまで体を宙ずりにしてやります。液状物を出させるためにぬるま湯で堅く絞った脱脂綿の小さな塊で腹部をやさしくたたいてやります。 病気/臨床症状 きちんとした餌と飼育環境を与えている限り、シマリスは健康に過こします。特にかかりやすい病気はありません。一番多い死亡の原因は格闘による負傷です。尾の先を噛まれて骨がむき出しになったりします。病気にかかっているシマリスは被毛を逆立ててじっとしており、食欲がありません。シマリスは他の弱っているシマリスが判るようです。慢性病にかかっている年老いたシマリスが執批に追いかけ回されて死んだりすることがあります。牛乳アレルギーを示すシマリスもいるようです。 Edited by Peter.H.Beynon/John.E.Cooper |